生命保険の基本【FP資格への道その8】

FP資格への道

ファイナンシャルプランナー3級を目指している方へ。一緒に勉強しませんか?

当記事は、筆者がFP資格のために勉強したものをまとめたものです。本日はその第8弾です。

民間保険の一つである生命保険について、まとめます。

民間の保険といえば、生命保険や医療保険、他にも火災保険、自動車保険などがあります。本日はその中の生命保険について、まとめました。

生命保険は多くの人が加入している保険でもあります。しかし内容までちゃんと把握していますか?

どうぞご覧下さい。

生命保険の種類

生命保険は、死亡保険、生存保険、生死混合保険の3種類です。

  • 死亡保険‥被保険者が死亡した場合に保険金が支払われる
  • 生存保険‥一定期間生存していたとき、保険金が支払われる
  • 生死混合保険‥死亡保険と生存保険を組み合わせた保険

保険料の内訳

保険料は3つの予定基礎率をもとに決まります。保険屋さんに提示されるままに契約してるので、あまり意識しないですよね。

  • 予定死亡率‥統計に基づいた、性別・年齢ごとに算出した死亡率
  • 予定利率‥保険会社が見込んでいる運用利回り
  • 予定事業費率‥保険会社が事業を運営するのに必要な費用

保険料は純保険料と付加保険料で構成されています。

  • 純保険料‥保険会社が支払う保険料
  • 付加保険料‥保険会社が事業を維持する費用

配当金の仕組み

保険料より実際にかかった費用の方が少ないと剰余金が発生します。保険料は余裕を持って徴収されるので、だいたい余りがち。その理由は、

  • 想定より死亡者が少ないとき
  • 予定より運営益が多かったとき
  • 予定より費用が少なかったとき

保険会社は剰余金を配当金として支払います。

配当がある保険を有配当保険、ない保険を無配当保険という。

配当金のある保険は保険料が高く設定されている

契約の手続き

告知義務
契約者は保険会社が申し込みを判断するための質問に答えなければいけない(健康状態や病歴について)
責任開始日
契約した保険の保障が始まる日.。申し込み、告知、一回目の保険料支払いが終わった日

保険料を支払わないとすぐに契約が失効するわけではない。一定期間の猶予が与えられます。

生命保険のタイプ

定期保険、終身保険、養老保険に分けられる。

定期保険
一定期間中に死亡したとき、保険料が支払われる保険。保険料は掛け捨て。満期保険金はなし。その分、保険料が安い。
終身保険
保障が一生続く保険満期保険金はなし。
養老保険
一定期間中に死亡したときは死亡保険金を、生存していたときは満期保険金を受け取れる保険

生命保険と税金

生命保険控除
払った保険料に応じて所得から控除されます。保険金を誰が受け取るかによって、税金の名目が変わる
  • 相続税‥契約者が死亡して家族が受け取るとき
  • 所得税‥契約者自身が保険金を受け取るとき
  • 贈与税‥契約者とは別の他人が受け取るとき

ただし、非課税になる保険金もある


以上、「年金保険【FP資格への道8】」でした。

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