銀行・証券会社が倒産したときの保証はどうなる?いざというとき慌てない【FP試験その11】

銀行・証券会社が倒産したときの保証はどうなる?いざというとき慌てない

お金を預けている銀行や証券会社が倒産したらと不安な方へ。

「銀行に預けているお金は銀行が倒産しても大丈夫?」

「証券会社を通じて株を買っています。もしもの場合の保証はどうなっているのか?」

自分のお金を預けているんですから当然ですよね。前もって知っておけば安心できるし、慌てないですみます。

当記事では、もしも銀行や証券会社が破産したら、預けていたお金はどうなるのか?をお話しします。保証の範囲内で運用しておけば、安心ですよね。

どうぞご覧ください。

銀行が破産したらどうなる?

豚の貯金箱

お金を預けている銀行が破産した時の保証はどの程度あるのか?

には預金者の資金を守る制度があります。例え金融機関が破綻しても日本に本店がある銀行・信用金庫・信用組合などに預けた預金は保護されています。(預金保険制度)

保護の対象となる預金

  • 預貯金
  • 定期預金
  • 元本補填契約のある金銭信託
  • 金融債(保護預かり専用商品)

保護の対象とならない預金

  • 外貨預金
  • 譲渡性預金
  • 元本補填契約ののない金銭信託
  • 金融債(保護預かり専用商品以外)
金銭信託とは
銀行にお金を預け、運用・管理してもらう。基本的には信託期間が終わるまで置いておく運用です。
金融債とは
金融機関が発行する債券。購入した債券を手元に持たず、買った金融機関に預けておくことを「保護預かり」という。紛失・盗難を防ぐメリットがある。電子化でそもそも債券を発行しないこともある。
保護の範囲は

  • 決済用預金・・全額
  • 決済用預金以外・・1金融機関1預金者あたり1000万までとその利息
決済用預金とは
無利息、いつでも引き出せる、引き落としなどの決済サービスができる口座であること。この要件を満たした預金のこと

こんな感じで基本1000万まで保証されています。一つの口座には1000万まで。

証券会社が破産したらどうなる?

証券会社には現金や株を預けていますから心配ですよね。

でも大丈夫。投資会社は投資家の資産と会社の資産を分けて管理しています。もしもの場合は現金や証券を返してもらえます。株は他の証券会社に移管することになるでしょう。

証券会社の破綻のせいで投資家が損したら、日本投資者保護基金が1人あたり最大1000万円まで補償します。

これで安心して資産運用ができますね。

利息を狙って資産運用

預金をすると付く利息は微々たるもので意識していない方がほとんどでしょう。しかし金融商品の中には利息のいいものもあります。どうせ預金しておいておくだけなら、少しでもいい商品に預金しませんか?

投資には複利を狙いましょう。

複利とは
元本だけでなく利息も含めて、次の利息を計算する。元本が変わらなくても、年々利息が増えていく。

一般的な普通預金

  • お金の出し入れが自由
  • 変動金利
  • 金利がつくのは半年ごと

一般的な貯蓄預金

  • お金の出し入れが自由
  • 変動金利
  • 金利がつくのは半年ごと
  • 一定金額以上の残高があると普通預金よりも高い金利がつく。ただし残高が一定金額を下回ると、金利がガクンと下がる。

預金口座の違い

  • 普通預金・・お金の出し入れが自由。振込や引き落としなどの支払いもできる
  • 貯蓄預金・・お金の出し入れが自由。一定以上残高があると普通預金より高い金利がつく。振込や引き落としなどの支払いはできない。
  • 定期預金・・一定期間引き出せない。普通預金よりも高い金利が魅力。
  • 積立定期預金・・毎月決まった金額を積み立てる。普通預金から自動積立が可能。普通預金よりも金利が高い。

以上、「銀行・証券会社が倒産したときの保証はどうなる?いざというとき慌てない」でした。

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