民間保険の基本【FP資格への道その7】

FP資格への道

ファイナンシャルプランナー3級を目指している方へ。一緒に勉強しませんか?

当記事は、筆者がFP資格のために勉強したものをまとめたものです。本日はその第7弾です。

民間の保険について、まとめます。

民間の保険といえば、生命保険や医療保険、他にも火災保険、自動車保険などがあります。任意加入ですが、日本人のほとんどが民間保険に加入していると言われています。

多くの人が関わりのある保険ですが、詳しくは知らない方も多いのでは?学んでいきましょう。

どうぞご覧下さい。

民間保険

保険に入る目的は、事故や病気などのリスク、ダメージを回避、軽減するためです。

保険で回避、軽減できるリスク

  • 死亡リスク
  • 長生きによるリスク
  • 病気や怪我によるリスク
  • 住まいのリスク
  • 自動車のリスク
  • 財産のリスク
  • 他人の物に対するリスク
  • 他人の怪我や死亡に対するリスク

保険には公的保険と私的保険があります。

私的保険は民間の保険会社が運営しており、生命保険と損害保険に分かれます。さらにどちらにも属さない第三分野の保険があります。


生命保険 第三分野の保険 損害保険
人の生死に関して保障する保険 人のけがや病気に備える保険 偶然の事故で発生した損害を補填する保険
終身保険
定期保険
養老保険
個人年金保険
医療保険
介護保険
損害保険
がん保険
所得補償保険
火災保険
自動車保険
自賠責保険

保険法

保険契約に関するルールを定めた法律。共済保険にも適応される。

主な内容

  • 契約締結時の告知に関する規定
  • 保険金の支払時期に関する規定
  • 保険契約の解除に関する規定
  • 契約者に不利な内容は無効とする
  • 時効あり(保険給付請求権は3年、保険料請求権は1年)
  • 被保険者と保険契約者が違う場合、被保険者の同意が必要

保険業法

保険会社の健全適切な運営、公正な保険募集の確保により、保険契約者の保護を目的とした法律。(共済保険は適用外)

主な内容

  • 保険業を行うには、内閣総理大臣の登録が必要
  • 保険契約の際の禁止事項(虚偽、不利益や重要事項を告げないなど)
  • 顧客の意向に沿った商品を販売すること
  • 保険加入の際、必要な情報を提供すること

保険の原則

保険は大数の法則と収支相等の原則で成り立っている

大数の法則とは
少数では何の法則もないことでも、大数でやると一定の法則があること

例えば、サイコロは何万回と振ると、ほぼ均等に目が出る

収支相等の原則とは
契約者が払う保険料と保険会社が支払う保険金と経費は等しくなるように算定される

保険会社の収入(保険料+運用利益)=保険会社の支出(保険金+経費)

保険契約者保護機構

保険契約者保護機構とは
保険会社が破綻した場合、契約者を保護するための法人。加入義務あり。共済は対象外。
保護内容

  • 生命保険契約者保護機構
  • 責任準備金(保険会社が積み立てている金額)の90%まで補償
  • 損害保険契約者保護機構
  • 保険金の80〜100%を補償

クーリングオフ制度

クーリングオフ制度とは
一度契約した後でも消費者側から契約を取り消すことができる制度
契約の申込日から8日以内に、申し込みの撤回または解除を書面で行う

以上、「年金保険【FP資格への道5】」でした。

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