プログラミングの授業でどんなことを習っているのか知りたい方へ。
「小学校の授業でプログラミングが始まりましたが、どんなことを習っているのでしょうか?難しくてついていけないのではと心配です。」
「プログラミングの成績はどうやってつけるのでしょうか?国語、算数のようにテストをするのでしょうか?」
プログラミングの授業は始まったばかりです。どんなことを習うのか全く見当がつきませんよね。
当記事では、小学校で必修化されたプログラミングの授業についてまとめました。
どんな事業内容なのか?どうやって成績や評価をするのか?プログラミングの家庭学習はどうするべきか?
当記事を読めば、プログラミングの授業について知ることができます。プログラミングは親も知らない、わからないという方も多いでしょう。子供を教えるために親が知っておくべきこと、学ぶべき事を知っておきましょう。
どうぞご覧ください。
プログラミングの必修科
プログラミングの授業が2020年から小学校の授業で必修化されました。中学校では2021年から、高校では2022年から必修科されます。
Q、そもそもなぜプログラミングは必修科されたのか?
A,私たちの生活にコンピューターやAIは身近なものになりました。例えば、スマホやルンバなどの家電がそうです。
これらは人の仕事にとって代わり、将来的にAIは人の知能を超えるとも言われています。
これからの時代を生きる子供たちがコンピューターに対し、理解のできないものではなく積極的に関わることができるようにするためです。
スマホは一人一台が当たり前となりました。しかし、パソコンとなるとどうでしょう?
スマホは使いこなせるけど、パソコンに触ったことがないという子供も少なくありません。
- パソコンで何ができるのか?
- パソコンはどうやって動いているのかな?
コンピューターに対する理解を深めるという目的もプログラミングの授業必修があります。
プログラミングの授業内容
プログラミングの授業ではどんなことを学ぶのでしょうか?
「プログラミング」という言葉のイメージから、プログラミング言語を学んだり、何かのプログラムを組んだり、ロボットを作ったり‥このようなことを想像する人もいるでしょう。
しかし、学校で習うプログラミングは少し違います。文科省の指導要領ではこう書かれています。
「情報活用能力」を学習の基盤となる資質、能力と位置づけ、強化等横断的に育成すること
プログラミングを体験しながら、コンピューターに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身につけるための学習活動を実施する
なんだか難しく書いてますが、簡単に言えばこういうことです。
- 情報を得るためのツールを使いこなす能力を鍛えること
- パソコンでプログラミングを実践すること
さらに具体的にすると、
- パソコンの文字入力
- インターネットを使った情報の収集、活用、発信
- コンピューターはプログラミングで動いていることを理解する
- プログラミング的思考(物事を順序立てて考え、試行錯誤し論理的に考えること)を身につける
将来的にプログラミング言語やプログラムを動かすことに興味を持ってくれたらいいが、現状ではそこまでは望んでいない、といった感じです。
どうでしょう。このくらいのことだったら、私たちも学校で学んできましたよね。
パソコン教室でインターネットを使って調べ物をして、クラスで発表したり。タイピングの授業もありましたよね。それらに加えて、パソコンのプログラミングソフトを使った実技の授業が加わります。
今まで「情報」という授業で習っていたことを拡張して、「プログラミング」と名前が変わっただけです。
プログラミングの成績、評価はどのようにするのか?
実は文部科学省の指導要領には、具体的なプログラミングの授業の内容や成績の付け方について言及されていません。全てが教師に任されているのです。
プログラミングの授業が始まったばかりということもありますが、こうなった1番の要因は学校によって人員や教材にばらつきがあるからでしょう。
- パソコンを使った授業を教えられる教員がいない
- 1人1台パソコンがない
このような環境でどのようにプログラミングの成績、評価をしていくのでしょうか?
- 教科書に基づいた座学
- パソコンを使ったプログラミングの実技
この両方で評価していくことが理想です。ですが、パソコンが十分にない学校では座学によってのみ評価するところも出てくるでしょう。
プログラミングの家庭学習
新しく始まったプログラミングの授業に対して、家庭学習はどうするべきか?親はどう教えるべきか?について考えます。
プログラミングはこれからの子供の生活において、必要不可欠なものとなるでしょう。プログラミングを使いこなすことができれば職業の幅も広がります。
今まで当記事で話してきたように、学校の授業でプログラミング言語など高度な授業は行われません。あくまでプログラミングに興味を持つための授業です。
それ以降のプログラミングの技術は子供自身が独学で学ぶしかありません。
お金をかけなくてもプログラミングを学ぶ方法があります。
これからのプログラミング授業はどうなるのか
現場のプログラミングの授業では、プログラミングの実技、技術はほとんど学べません。
- パソコンの使い方、タイピング
- プログラミング的思考を学ぶ
- プログラミングソフトを触る
この程度です。
これらを学ぶことで、実際にプログラミングを組むときの考え方を学べます。
- パソコンに何をさせたいのかを考え
- どう指示を出せばパソコンが実行してくれるのかを想像し
- パソコンに指示を出すプログラムを考え、
- 実際にプログラムを組み、
- 試行錯誤を繰り返す
最終的にはプログラミングに興味を持つきっかけとしての役割をはたしていきそうです。
以上、「プログラミングができると子供の将来のためになるのか?」でした。
参考記事も合わせてご覧ください。