子供の将来のために投資をしたい方へ。
「子供の教育資金を貯めるために、株投資をしたいと考えています。どうすればいいでしょうか?」
「子供のための投資は、自分名義で運用するのとは違うのでしょうか?」
子供のための投資ということで、子供名義で投資をすることを前提にお話しします。証券会社を通した株投資をやったことがある人でも、勝手が違って分かりにくいです。
投資経験がない人にとっては、さらに手を出しにくいものです。
当記事では、分かりやすくお話しします。子供のための資金を投資でまかないたい方、その始め方をまとめました。
どうぞご覧ください。
教育資金を投資で貯めるってアリ?
ありです。
とはいえ、教育資金にために投資するのには、不安がありますよね。子供が大学に行くお金は18歳には必ず必要になります。そのために、お金を用意する方法といえば、
- 貯金
- 学資保険
- 投資
これらどの方法でも、それぞれメリット・デメリットがあります。
例えば、貯金。元金が保証されていて安心なイメージですが、物価上昇に弱い側面があります。
教育資金の物価は上がり続けています。親が大学生だったときより、今、さらに子供が大学生になるころには、もっと上がります。より多くのお金がかかります。
今貯金した100円は、10年後100円の価値がないということです。もちろん額面上の値段は変わりません。
例えば、今100円で100円のジュースが買えます。しかし10年後、預けた100円で同じジュースを買おうとすると買えないのです。
10年間で物価が上がり、100円のジュースは120円に値上がりしてしまったからです。こういうことが教育資金でも起こり得るのです。
次に学資保険。途中解約で元本割れのリスクがあります。例え払い終わっても、返金率が悪いので教育資金としては足りません。
結局別の方法でお金を貯める必要があります。
そして、投資。株が値下がりするリスクがあります。しかし18年の長期投資ならリスクは下がります。
なので、教育資金を貯める方法として、投資はありです。
子供用証券口座の作り方
まず株や投資信託などの投資商品を買うには、証券口座を持っていないとできません。
この証券口座、未成年(18歳未満)は開設できません。
しかし、未成年口座は開設できます。(0〜18未満)名前こそ未成年口座となっていますが、普通の証券口座とできることは同じです。
15歳以上なら未成年者本人が運用することも可能
多くの親の使い道としては、子供の将来のために子供名義の銀行口座を作り貯金する・・そんなイメージです。
未成年口座の作り方をお話しします。
- 証券会社に申し込み(親が同じ証券会社で口座を開設していること)
- 必要書類を提出(マイナンバー、親の身分証、子供の身分証など)
- 口座開設
だいたい早くても2週間はかかります。
他にも登録用のメールアドレス、子供名義の銀行口座も必要です。メールアドレスはフリーメールでも可能です。
証券口座に入金をする際、名前が同じ銀行口座からでないと入金ができません。子供名義の銀行口座を用意しておきましょう。手数料がかからない銀行などは証券会社によって様々なので、事前に調べておいた方がいいですよ。
どう運用する?
どのように運用するのがベストなのか、いくつかのパターンをご紹介します。
全て年利4%で計算しています。控えめなパーセンテージですが、現実的に少し低めに見積もっています。
- 100万円を15年放置すると、180万円になる
- 月1万円を15年積み立てると、244万円になる
- 月2万円を15年積み立てると、489万円になる
こんな感じです。
投資利益の税金は?
投資で得た利益には20%の税金がかかります。収めないと法律違反なので、気をつけましょう。
例えば、1万円分株を購入し、2万円に値上がりした時に売却したとします。1万円の儲けです。しかし20%の税金がかかるので、利益は8000円になります。2000円は税金としておさめなければいけません。
どうやって税金を払うのか?
証券口座を作ったときに「特別口座」を選んだなら、あなたは何もする必要はありません。株を売ったときに勝手に20%の税金が引かれた金額が入金されるからです。
証券口座を作ったとき「一般口座」を選んだなら、あなたは確定申告をする必要があります。1年分の利益を申告して、税務署から請求される税金を支払います。
おすすめ証券会社
証券会社は数ありますが、ネット証券がおすすめです。その理由は、手数料が安いから。
投資には様々な手数料がかかります。
- 買ったときの手数料
- 売ったときの手数料
- 証券口座を維持する手数料
- 為替手数料
などなど。それら手数料がネット証券は圧倒的に安いです。中でもおすすめを2つご紹介します。
楽天証券
- 楽天ポイントが使える、貯まる
- 楽天銀行と一緒に使うと、使い勝手がいい
- 使いやすい操作画面
SBIネット証券
投資商品が豊富
以上、「親が子供のために株投資したい・教育資金を貯めるための投資運用とは」でした。
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