発語なし子のトイトレの進め方、おしっこと言わなくてもトイレに行くようになる

発語なしトイトレ

言葉を話さない子のトイトレでお悩みの方へ。

「発語はほぼありませんが、こちらのいうことは分かっているようです。トイレを教えれば、できるようになるはずです。」

「おしっこと教えてくれないのに、どのようにトイトレをやればいいか分かりません。」

しゃべらない子のトイトレをどうすればいいかわかりませんよね。

ネットで検索しても、ほとんど情報はないです。

トイトレを始める条件に、「おしっこ」「うんち」など伝えられるとあります。発語なし子はそもそもトイトレを始めるスタートラインにすら立っていないのか‥と思うと、がっかりしますよね。

当記事では、発語がなくてもトイトレをする方法をお話しします。筆者は医者でもないし、専門家でもありません。ただの障害児の親です。

そのことをご承知の上、読み進めてください。

発語なしトイトレは難しい

トイトレの難易度は子供の性格とタイミングに左右されます。それに発語なしという条件が加わると、難易度は跳ね上がります。

普通のステップ

  • 3歳以上
  • おしっこの間隔が2時間以上あく
  • 「おしっこ」と伝えられる

と言われることが多いです。発語なし子はおしっこと伝えることができないので、トイトレを始めるスタートラインにすら立てていないことになります。いつトイトレを始めればいいかわからない‥となるのです。

発語なしトイトレはいつ始めればいい?

トイトレといえば、幼稚園入学前の年、2歳か3歳に始める家庭が多いです。

幼稚園ではオムツ禁止のところが多く、その前にトイトレをしようとするからです。

発語なし子は幼稚園の都合に合わせなくてもいいと思います。療育に通っている場合は特に。

3歳の時点で発語がなければ、もう一年待ってみるのもありです。一年後の発語に期待するとともに、トイトレの難易度を下げるためでもあります。通常年齢が上がるほど、トイトレは短く簡単になるからです。

発語なしトイトレの進め方

いつまで待っても発語がないけど、トイトレできるのか?結論、できます。

どのように進めればいいのか?

まずは嫌がらずに便座に座ることを目指します。

トイレを嫌がらない子はすんなりクリアするステップですが、子供の性格によっては苦労します。

トイレに行くのを嫌がる場合は、いろんな工夫が必要です。例えば、トイレの電気を明るいものに変える。好きなキャラクタものーを置く。親がトイレしてる姿を見せる。など。

とにかくほめることが大事です。おしっこが出なくても、トイレにいっただけ、座っただけで喜ぶことです。

トイレの習慣をつける

誘ってトイレに行けるようになったら、次のステップです。

トイレに行く習慣をつけることです。

一番最初は朝起きたとき、がいいです。おしっこが出やすいので、トイレと排尿を結びつけることができます。

毎日続けて、おしっこができたらほめる。そしてトイレに行くタイミングを増やしていきます。お風呂で必ずおしっこする子は、お風呂前がおすすめです。

1日に何回もトイレに誘うと嫌がられてしまいますので、絶対おしっこが出るタイミングだけ狙って連れていきましょう。1日2回くらいがベスト。

パンツへ移行

この辺りまでトイトレが進むと、発語あり子はおしっこの前後に「おしっこしたい」「おしっこでた」など教えてくれるようになります。が、発語なし子は教えてくれることがありません。

そこでいきなりパンツへ移行します。トレパンでなく、パンツでいいです。

すると、おもらしします。すかさずトイレに連れていき、便座に座らせます。もう漏らしてあるので、当然おしっこは出ませんが、とにかく座らせます。そして新しいパンツにはきかえる、これを繰り返します。

服が濡れるのを嫌がる子は、数回失敗したあと、自らトイレに行くようになります。

大変なのは漏らしても気にしないタイプの子です。このタイプを動かすには、漏らすと着替えるのめんどくさいと思わせることです。親の根気がが必要です。

とにかくトイトレは根気です。決して怒らず、淡々とお漏らしを処理する心持ちで望みましょう。


以上、「発語なし子のトイトレの進め方、おしっこと言わなくてもトイレに行くようになる」でした。

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