年金は義務なのか?任意なのか?滞納すると催促状がくるってホント?

年金は義務なのか?任意なのか?滞納すると催促状がくるってホント?

年金を払いたくないと思っている方へ。

「正直年金を払いたくないです。老後もらえるはずっと先のことですし、でも払わなかったら催促状とか差し押さえとかききます。本当にあるのでしょうか?」

「年金を払うのは義務ですか?」

20歳になったら勝手に加入させられるし、年金をもらえるのはずっと先のことだし。年金制度が信用できないから年金を払いたくないという人いますよね?

しかし支払わないと催促状がくるとか、財産が差し押さえられるとかききます。

当記事では、年金を滞納するとどうなるのかをまとめました。年金を払いたくないけど、ペナルティがあるのも嫌という方へ向けて、どうするべきかお話しします

年金は義務?任意?

「年金って払わなきゃダメなの?」「どうにか払わなくて済む方法は?」と考えがちですが、年金をを払うことは義務です

日本に住む20〜60歳の義務(外国籍も含む)

ちなみに海外移住や海外赴任で海外に住めば、年金を払う義務はなくなります。というより強制退会です。

移住先の社会保障に加入することになります。任意で日本の年金に加入し続けることはできます。海外にいながら年金を支払ったり、受け取ったりすることが可能です。

年金を払わないという選択肢

誰しも国民年金か厚生年金(共済年金)のどちらかでしょう。

厚生年金の人は給料から年金が天引きされます。強制徴収です。なので払うしかないのですが、国民年金の人は払わない選択ができます。

国民年金(学生・自営業・無職)の人は自分で年金を払わないといけません。

払わないともちろん将来年金はもらえません。老齢年金だけでなく、障害年金・遺族年金ももらえなくなります。

実際に年金を払っていない人は国民年金加入者の64%であり、免除や猶予で払っていない人を除くと32%の人が払えるのに払っていない状況です。

年金を滞納すると催促状がくるって本当?

払えるのに払わない人には、日本年金機構から催促状が届きます。

日本国内にお住まいの 20 歳以上 60 歳未満の方は、国民年金への加入が法律で義務付けられています。

原則として、保険料を納めなければ年金を受け取ることができません。しかし、低所得などにより保険料を納めることが困難な方のために保険料免除制度があります。

払えるのに払わない人とは所得が300万円以上の人です。催促状は何段階かに分かれて届きます。

  • 特別催促状
  • 最終催促状
  • 催促状
  • 差押予告通知書

特別催促状

未納が7ヶ月〜1年半ほどで届きます。お知らせ的な内容です。うっかり払い忘れていた場合もありますから。

最終催促状

未納が1年7ヶ月〜2年ほどで届きます。最後通告です。

催促状

未納が2年7ヶ月〜3年ほどで届きます。記載されている期限までに払えば、延滞料金はありません。

通常年金の支払い期限は2年です。2年が経過すると時効で年金の支払いはできなくなります。しかし催促状が届くと、時効が中断し延滞料が発生します。

差押予告通知書

支払い期限までに払わないと届きます。差押の対象となる財産は、

  • 手取り収入の¼または33万円を超える全額
  • 預貯金
  • 自動車
  • 不動産
  • 生命保険の解約金

など。同居家族も差押えの対象となります。

詳しくは日本年金機構のHPでご確認ください。

参考

日本年金機構

年金は払ったほうがいい

年金を払ったほうがいい理由は、

  • 将来の生活の保険になる
  • 病気やけがで障害を負ったときの保証がある
  • 遺族年金がある
  • 払わないと、財産を差し押さえられる

以上の点から年金は払ったほうがいいですよ。差し押さえなんで実際にはないでしょ?と思われがちですが、催促状の発送は年間8万件もあるそうですよ。


以上、「年金は義務なのか?任意なのか?滞納すると催促状がくるってホント?」でした。

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