いざ原稿用紙を前にすると、筆が進まない人へ、文字数を稼ぐコツをお話しします。
「読書感想文が苦手です。まず何を書いたらいいのかわかりません。素直に自分の感想を書くと、800文字どころか100文字だって原稿用紙が埋まりません。」
「読書感想文が大嫌いです。夏休みが憂鬱で仕方ありません。手っ取り早く終わらせたいのに、終わらせることができないからです。」
わかります。読書感想文って、筆がなかなか進まないんですよね。
その理由は簡単です。読書感想文の書き方を習っていないからなんです。
原稿用紙を前にに全く筆が進まないという方も、書き方のコツさえわかれば、読書感想文はすぐに書けるようになります。
当記事では、読書感想文の書き方のコツをお話しします。当記事を読めば、あなたもすぐに読書感想文を書き終えることができますよ。
ぜひご覧ください。
読書感想文を書く手順
まず読書感想文を書く手順を整理しましょう。
- 原稿用紙を用意
- 題名をつける
- 一人称・口調を決める
- 段落ごとの構成を考える
こんな感じです。
1つずつ解説します。
原稿用紙を用意
読書感想文を書くために、事前準備をしましょう。
まずは何よりも本を読みましょう。
次に原稿用紙を用意します。
本を読んで、いざ原稿用紙を前にしたら、準備は万端です。いよいよ読書感想文を書いていきましょう。
題名をつける
原稿用紙の1行め、題名を書くところからスタートです。
題名は何でもokです。
無難なタイトル
まぁ無難なのは、本のタイトルをとって、「〇〇〇〇(本のタイトル)を読んで」でしょうか。
読書感想文なんて大嫌い。早く片付けたいんだって方は、このタイトルでokです。
凝ったタイトル
もっと凝ったタイトルをつけたいって方は、タイトルで読みたいと思わせるタイトルを意識しましょう。
あなたが本屋さんで本を選ぶとき、タイトルに惹かれて本を手にすること、ありますよね。
そんなふうに人の目を引くようなタイトルを目指します。
例えば「桃太郎」を読んだ読書感想文のタイトルを考えるなら、
- 桃太郎は本当に正義のヒーローなのか?
- 鬼と人間の関係は何を表しているのか?
- 桃太郎を現代風に置き換えてみる
読んで疑問に思ったことをそのままタイトルにしたり、本の内容から妄想したことをそのまま書いてみたり…。
何でもありです。
一人称・口調を決める
一人称・口調は最初から最後まで、統一しましょう。
一人称は何でもいいというわけではありません。一応文章なので「私」が1番です。
小学1・2年生ならば、「わたし」「ぼく」でもokです。
続いて、口調です。
- である調
- ですます調
どちらでもオーケーですが、読書感想文が苦手という方には「ですます調」をおすすめします。
「ですます調」の方が書くのは簡単だから、文字数を稼げるからです。
一人称は「私」、口調は「ですます調」で書き始めましょう。
段落ごとの構成を考える
いよいよ、内容を書き始めていきましょう。
読書感想文書くためには、何も考えずに書き始めると、どうしても書くことがなくなってしまいます。
行き当たりばったりで書き始めないで、書く前に構成を考えることが大事です。
そのほうが結果的に早く書けます。
まず、読書感想文にはいくつか段落があると思います。その段落ごとに何を書くかをある程度決めましょう。
よくある例を挙げてみます。
- その本を選んだ理由
- あらすじ
- 主人公(作者)に共感できること
- 自分だったらどうするか
- 本を読んで自分の考えがこう変わった
- なぜ作者はこの本を書いたのか?
例をあげればキリがないですが、こんなところです。
特に決まりもありません。何を書いたらいいか全くわからないという方は、この中からいくつか選んで書いてみましょう。
その本を選んだ理由
読書感想文の1番最初に書きます。自分が本を読んだきっかけです。
本のタイトルにひかれたとか、表紙に目がいったとか。そんなことでいいんです。
あらすじ
読書感想文にあらすじが必要か?なんて、議論もありますが…。文字数を稼ぐために、あらすじを書くのは常套手段です。
あらすじだけで多くの文字数を埋めるのはやり過ぎですが、ある程度は許容範囲ではないでしょうか。
自分だったらどうするか
主人公の考えや行動を自分と比べて、自分との違いを考えます。なぜ主人公はそのような行動をとったのかを想像してみましょう。
共感できること、できないことをかいてみたり。
まとめ
読書感想文は何を書くのも自由です。だからこそ何を書いたらいいか、わからないものでもあります。
800文字の原稿用紙を埋めるのに、4つの段落を使うとしたら、1段落200文字必要です。1文40文字とすると、1段落5文でできてしまいます。
そう考えると簡単に思いませんか?
嫌な読書感想文だからこそ、早く終わらせてしまいましょう。
以上、「読書感想文が書けない人のためのコツ・とりあえず文字数を稼ぎたい人向け」でした。
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