読書感想文・基本の書き方「学校で教えてくれない原稿用紙の使い方」

読書感想文・基本の書き方「学校で教えてくれない原稿用紙の使い方」

読書感想文の書き方、原稿用紙の使い方を知りたい方へ基本の書き方をまとめました。

「読書感想文の書き方がわからない…。そもそも学校で教えてもらってないような。」

「段落を変えるタイミングっていつ?原稿用紙の使い方から教えて欲しい。」

読書感想文の書き方って、学校できちんと教えてくれないんですよね。

なのに、夏休みには当たり前のように出される宿題の定番でもあります。

なんだか理不尽ですよね。

まぁ、愚痴っていても始まりません。当記事では、原稿用紙の基本の使い方からお話しします。

読書感想文、原稿用紙の書き方がわからない方へ。

まずは原稿用紙の基本の使い方から理解することで、読書感想文を制覇していきましょう。

わからないから筆が進まないのです。当記事を読めば、面倒な読書感想文が早く片付きますよ。

どうぞご覧ください。

原稿用紙の基本の使い方

まずは原稿用紙の基本の使い方から学んでいきましょう。

  • 一マス一文字
  • 段落の始めは一マス開ける
  • 行の初めに句読点を使わない
  • 題名・名前の書き方

1つずつ説明していきます。

1マス1文字

1マス1文字が基本です。

  • 句読点「。」「、」1マス1文字
  • カギカッコ「」やカッコ()も1マス1文字
  • !や?も1マス1文字

ただ、書く位置にポイントがあります。

1マスに書く位置

1マスに書く位置の例

  • 句読点「。」「、」はマスの右上に書く
  • 小さい文字「や、ゆ、よ」などはマスの右上に書く
  • 最初のカッコ・カギカッコはマスの下に書く
  • 最後のカッコ・カギカッコはマスの上に書く

上の図がわかりやすいので参考にしてください。

段落の始めは1マス空ける

段落が変わるときは、行を変えます。そして、新しい段落の始めは1マス空けましょう。

段落をいつ変えたらいいのかわからない方のために、段落は何かをお話しします。

段落とは
長い文章を内容などからいくつかに分けた区切り

このように辞典には書かれていますが、段落をどのタイミングで変えるかは、書く人の自由です。あまり考えすぎなくてもいいんです。

物語の場合は時間や場面が変わると、段落も変わるのでわかりやすいんですが…。

読書感想文の場合は、書くことが変わったら変えるといいです。例えば、本を読んだきっかけで1つの段落、あらすじで1つの段落…というように。

行の初めに句読点は使わない

文章を書いていると、行の初め1マス目に、「。」「、」が来ることがあると思います。

しかし「行の初めに句読点は使ってはいけない」と言うルールがあるんです。

前の行の最後のマス、文字が書いてあると思いますが、そこに無理矢理書き足します。文字と句読点が同じマスに書かれた状態ですね。

題名・名前の書き方

題名・名前の書き方は、学校によって違うので一概にこうだとは言いづらいんですが…。

一般的な例を説明します。

  • 1行目 題名
  • 2行目 名前

題名が長く2行になる場合は、名前は次の行に。

名前は行の下のほうに来るように書くのが基本です。

読書感想文の一人称

読書感想文の一人称に特に決まりはありません。なんだっていいのです。

とは言ったものの、男の子の場合「ぼく」と書くべきか「わたし」と書くべきか悩みますよね。

一応の目安はあります。

小学1・2年生くらいまでは、「ぼく」と書いても問題ないでしょう。読書感想文コンクールの入賞作品でも一人称が「ぼく」となっているものは見かけます。

コンクールの審査員は小さい子の一人称は「ぼく」の方が自然だと考えているからかもしれません。

対して小学3・4年生位からは、男の子も「わたし」と表記するのが自然になってきます。

続いて漢字で「私」と書く目安は、「私」という漢字を習ったらで良いでしょう。

「私」は4年生の常用漢字となっています。

一人称まとめ

  • 小学1・2年生 ぼく・わたし
  • 小学3・4年生 わたし
  • 小学5・6年生以上 私

読書感想文の口調

口調は二通りあります。

  • である調
  • ですます調

統一さえされていれば、どちらの口調でもいいです。

特にこだわりがないなら、「ですます調」がおすすめです。理由は、

  • 文字数を稼げる
  • 書くのは簡単

この2点です。

「である調」で書くのって意外と難しいんですよね。

一文一文がぶつ切りになって、文章が滑らかにに進んでいかないんです。リズムをつけるにはいいんですが、上級者向けの口調だと思います。

読書感想文の書き方を学校で教えない理由

理由は適当に宿題を出しているからです。

読書感想文は夏休みに出されることが多いと思います。そうです。学校の先生は何も考えずに適当に宿題を出しています。

宿題を出すことで、生徒の学力向上だとか、家庭学習の習慣付けの為だとか、そんなことを真剣に考えていないのです。

夏休みの宿題は慣例化されています。

毎年、同じような宿題が出されるでしょう?読書感想文もその一つなんです。

学校の授業には指導要項があります。1年間でどんな内容、漢字を教えるかがある程度決まっています。

その中に読書感想文が含まれていないのです。原稿用紙の使い方は習っても、具体的な読書感想文の書き方を教えないのはそのためです。

大学受験の小論文も同じです。書き方は授業で習いません。受験に必要な生徒だけが、特別授業を受けたり、塾で教えてもらっているのが現状です。

読書感想文には練習が必要

読書感想文に書き方なんてあるの?って人がときどきいます。本を読んだ感想を書くだけでしょ?みたいな。

普通は400文字800文字の感想文をいきなり書けませんよ。それこそ練習が必要です。

練習なしで、夏休みの宿題で書いて来いって言ってるんだから、なかなか子供に酷なことをしているなと感じます。


以上、「読書感想文・基本の書き方「学校で教えてくれない原稿用紙の使い方」でした。

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