宿題代行はモラル的に良くないことはわかりきっているのに、なぜ宿題代行を使う親がいるのでしょうか?
その疑問を解決したいと思います。
「中学受験を受ける子供のために、宿題代行を利用する親が世の中にはいるらしい。親はどういう思いで利用しているのか知りたい。」
「宿題代行を使うのはためらわれるけど、親が手伝う、親が代わりにやるのはアリなのでしょうか?どこまでがモラル的にOKで、どこからがダメなのか分かりません。」
宿題代行を利用する人が、どういう理由で利用するのか知りたい方へ。
宿題代行を利用する親の心理としては、子供が大変だから仕方なくという気持ちと、親が手伝うのと同じ感覚で利用している、この2つがあります。
当記事では、宿題代行を利用する理由を詳しく分析していきます。どうぞご覧ください。
宿題代行を利用する理由
宿題代行を利用するのは、本人・親です。
当記事では、特に親が利用する理由について分析します。理由は以下の2つです。
- 子供が受験だから
- 宿題が進まない子供を見かねて
それぞれ詳しく見ていきましょう。
受験だから
子供が受験勉強や塾の勉強に手一杯で、学校の宿題まで手が回らないという理由です。
これは中学受験をしたことがない人や親にはわからないことかもしれませんが、中学受験は大変です。
6年生で始めたら遅いと言われているほどです。4年生で始めてギリギリでしょうか。
受験生にとって学校で出される夏休みの宿題なんて、やっている暇はありません。
量の問題もありますが、中学受験をする子にとって学校の宿題は簡単すぎることが問題です。学校の宿題はクラスの平均化を図っていますから、生徒一人一人のレベルに合っていません。
多くの生徒にとって、簡単すぎるか難しすぎるのです。
さらに工作や読書感想文に至っては、たとえで受験生でなくてもやる意味が見出せない…と言う子が多いのではないでしょうか?
簡単すぎるドリルに、学力が向上するとは思えない自由工作。「やる意味がない・時間の無駄」と言い切ってしまうのも分かる気がします。
宿題が進まない子供を見かねて
さすがにドリルは子供にやらせるでしょうが、自由研究の工作や感想文など、夏休み独特の宿題を代行に頼むケースです。
親が子供の宿題を手伝うなんてのはよく聞く話ですが、はなから代行に頼んでしまうのです。
その理由としては、子供を見かねてというのが大きいです。できれば手助けしてやりたいが仕事が忙しくてできない、または親も工作や読書感想文が苦手でできないという理由です。
親が手伝うのはアリ?
手伝うのはありというのが世の風潮です。
著者自身も経験があります。
小学1年の夏休み、読書感想文が全く書けなかったのです。感想文の書き方なんて、学校で習いませんからね。
本は読んだのですが、いざ原稿用紙を前にすると1文字も書けませんでした。
それを見かねた親が手伝ってくれた思い出があります。
手伝って…というか、ほとんど親が言ったことを原稿用紙に代筆していただけでしたが…。
宿題代行は駄目だけど、親が代わりにやるのはokみたいな風潮ありますよね。
ちなみに教育評論家の尾木ママも親が代わりにやるのはokらしいです。なんでも親が子供の宿題を手伝うと親子の絆が強まるらしいです。
宿題代行がダメなら、親がやるのも駄目だろうって思いますが、お金が発生するとダメなのでしょうか?
でも兄弟同士で、「100円で漢字ノート1ページやってくれ」なんてやりとりありませんでした?
だめな境界があいまいで困ります。結局、感情論のような気がしますよね。
宿題代行も親が手伝うのも同じ
宿題代行を利用するのも、親が手伝うのも同じですよね。そこにお金が発生するかどうかの違いだけです。
だったら、宿題代行をすることの何がいけないんだという結論に達します。
例えば…。
- 自由研究のために、親が工場見学に連れて行く
- 販売されている実験キットを買う
なんてのも、お金が発生していますよね。
自力で自由研究をやった子からすれば、お金を使ってずるいってことになります。
自由研究にお金を使っちゃいけないなんてルールはありませんから、別に使ってもいいはずなんです。ただお膳立てされたキットを使うのは、自分で何も考えていないから良くないんではないか?
そんな議論があってもよさそうですよね。
まとめ
自力でやる<手伝ってもらう<代わりにやってもらう<宿題代行を利用する
の順にダメ・ズルイの割合が大きくなります。
親が手伝っている時点で、例えお金が発生しなくても宿題代行と変わらないのです。
つまり親が手伝っている感覚で宿題代行を利用しているのです。
以上、「宿題代行を使うのはどんな親?手伝うのがよくて代行はダメなのおかしいという心理」でした。
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