宿題代行の賛成意見まとめ「子供の夏休みの宿題の問題点を考える」

宿題代行の賛成意見まとめ

宿題代行に対する意見、世論が知りたい方へ。宿題代行の賛成意見をまとめました。

「モラルではだめだとわかっているけど、宿題代行を利用する人の理由は何なのだろう?」

「宿題代行を利用してみたいけど、後ろめたい気持ちがある。賛成の意見を聞いてみたい。」

賛成の人の意見をした人に向けた記事になります。

宿題代行がなくならないのは、宿題に問題があるからと主張する人が多いです。なぜ賛成派の人はそのような主張に至ったのか、宿題の問題点とともにお話しします。

ぜひご覧ください。

宿題代行の賛成意見をまとめると主に3つ

賛成意見をまとめてみると、その主張は主に3つに分けられます。

  • 中学受験のため
  • 学校の宿題が多い・時間がかかる
  • 学校の宿題が理不尽・やる意味がない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

中学受験のために

「子供に中学受験に専念させたい」

「塾の勉強に手一杯で、学校の宿題まで手が回らない」

「勉強は塾の勉強で充分できている」

中学受験を控えた親が宿題代行を頼むパターンです。

中学受験はみんなが受けるものではないので、学校の宿題は受験生に配慮したものではありません。

学校の宿題より塾の勉強を優先させるために、学校の宿題をやらないという判断です。

普通に考えて、両立は無理がありますから。

宿題の量が多い・時間かかる

「夏休みの間に、勉強をしろ・体験をしろと言うが全てをやるには時間がない」

「宿題よりも夏休みにしかできない体験をたくさんしてほしい」

特に夏休みの宿題は時間がかかるものが多いです。

例えば、読書感想文。文章を書き慣れていない子は800文字書くのに全く筆が進みません。

自由研究の工作や絵。子供が好きなら良いのですが、苦手だと辛いです。作業時間も多くかかります。

他にも漢字書き取りノート1冊なんてのもあります。

宿題は理不尽でやる意味がない

「読書感想文の書き方は習っていないのに、夏休み毎回書かされるのが納得できない」

「読書感想文のせいで、本を読むのが嫌いになる」

「夏休みの宿題は成績と関係ないでしょ」

夏休みの宿題は、踏襲されたものが多いです。

その最たる例が、読書感想文です。子供の時、誰もが思ったことがあると思います。なんで夏休みの宿題=読書感想文なんだろうと。

普段の授業で読書感想文の書き方を習うことはありません。なのに、夏休みになると出される。何の意味があるんだろう。

特に自由研究や読書感想文は、いわゆる5教科の成績と直接関係ないので、親も子供もやる意味を見出せないのです。

賛成派の特徴

宿題代行を利用する人は、勉強が嫌いでやらないタイプではありません。むしろ、勉強が好きな優等生タイプの人に多いです。

  • 学校の宿題をやらないけど、塾の宿題はやる
  • 宿題代行に頼むことで、効率化を図っている

賛成派の多くが、学校の宿題に意味を見出していないようです。

次は、学校の宿題は何のためにあるのかを考えてみましょう。

学校の宿題に意味はあるのか?

ノートとペン

宿題は何のためにあるのか?の答えは、自宅学習の習慣づけのためです。

この意味合いが一番強いです。

「予習・復習のため」には、正直なっていません。それは宿題の中身を見れば明らかです。

例えば、毎日の宿題の定番である「音読」や「漢字の書き取り」。これらはやること自体に意義を求めている宿題です。

家に帰って宿題をやる習慣を身につけるために出されているのです。

音読を毎日したからって、国語の成績が上がるとは思えませんし。漢字を覚えさせるためだったら、漢字の書き取りなんて効率の悪い宿題をだしたりしません。

本当に漢字を覚えさせたいなら、「覚えてこい」の一言でいいのです。わざわざノートに漢字を書かせる必要なんてないでしょう。漢字の覚え方は人それぞれですから。

宿題をやって得られる効果はないに等しいです。

夏休みの宿題の定番である読書感想文や自由研究も同じです。やることに意味を持たせているのであって、やったことで何かを得られることはありません。学力向上を目的とした宿題ではないからです。

学校の宿題以外に自主的に勉強している子からすれば、学校の宿題というものはただ時間をくうだけの厄介なものでしかありません。

宿題は個人に合っているのか?

学校で出される宿題は、生徒一人ひとりの学力に合っていません。

学校は生徒の学力の平均化を図っています。クラスの平均でしか授業を行えないからです。

学力の高い子にとって、学校の授業は簡単で退屈なものです。

理想は子供の学力に合わせた宿題を出せれば良いのですが、学校はいつまでたっても改善してくれません。

子供の学力に合っていない宿題が出されていたら、親としては心配になりますよね。

これが子供や親が学校の宿題を軽視する理由です。

まとめ

宿題代行は反対派が多いです。

反対派が感情論なのに対し、賛成派の意見は聞いてみると納得できます。

学校の宿題に意味を見出せない人がいる限り、宿題代行も選択肢としてあり続けるでしょう。

文科省も踏襲化された宿題を改善するよう学校に求めています。

宿題代行を責める前に学校の宿題を改善することが、まず先決なのは間違いないようです。


以上、「宿題代行の賛成意見まとめ「子供の夏休みの宿題の問題点を考える」でした。

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